最近ニュートンの生涯に関心があって、それに関する本をよく読んでいる。ニュートンの家が今も残っているのを知って、ネットで「ニュートン 生家」などと検索してみると、日本人がニュートンの家を尋ねた旅行記ブログが。ひとしきり情報を得て、ちょっと似た…
・先日日本でもWiiUが発売された。ここまでのところ売り上げは順調みたいだけど、このハード、なにやらいつもの任天堂とは様子が違うように見える。 本体更新をめぐる不手際は別にしても、今回の任天堂はコアゲーの方向に舵を切っているようにも見える。ソフ…
・最近ウェブでいろいろと学べるサイトが出てきた。Udacity - 21st Century Universityもその一つ。 もちろん無料。これの良いところは、短い2〜3分ほどの動画と直後のショートクイズの組み合わせで進むところ。2〜3分で1つの話題が終わるので、リズム…
たしかに第三世界の新たな輸出産業の賃金と労働条件は劣悪だけれど,「それ以前のあまり目につかない農村の貧しさ」からは大きく改善しているんだよ 当然反グローバリズム主義者からは、それを非難する声がクルーグマンに届けられた。 しかし keyword:クルー…
ネットを通して全くの他人と車を共有したり、要らなくなったソファーやボルトを売る、あるいは交換し合う。土地やオフィスを共有することもできる。 からビジネスを生みだす新戦略" title="シェア からビジネスを生みだす新戦略">シェア からビジネスを生み…
岡田斗司夫さんが最近精力的に広めようとしている考え方が、「評価経済」だ。ネットを介したつながりの発達によって、これからの十何年かでこれまでの貨幣経済に加えて、人への評価というものが重要になってくるということだ。 評価経済社会 ぼくらは世界の…
【教育】 大学生に「コミュニケーション弱者」多く…学食にお1人様用席、学園祭は参加強制、グループワーク必修で男女の出会い作り・2chのスレに釣られるのもどうかと思うけども、「軍人勅諭」「社会人」「常識」「ポア」「反動的」と同じように「コミュニケ…
インターネットはいかに知の秩序を変えるか? - デジタルの無秩序がもつ力(2008/04/08)デビッド・ワインバーガー商品詳細を見る「インターネットはいかに知の秩序を変えるか? - デジタルの無秩序がもつ力」デビッド・ワインバーガー(著)を読んでいて、普段使…
・ツイッターやフェイスブックなど、最近よく話題になっているのはつながりという情報資源の重要性です。ネットワークとしてのつながりは、単に個別の人を集計した物より大きな経済的、情報的な価値を持つという意味で、規模の経済性、あるいは創発を生むな…
・お誕生日会。片腕しかない障害者に片腕だけを通すTシャツをプレゼントしたとしたら、これは差別になるのか。差別という言葉は強力なわりに使われ方が曖昧で、いろいろな観点がごちゃまぜになっている。差別という言葉が混乱していると、本来は非難すべき…
ブログの記事を科学関連と哲学関連でバランスを取って、どちらかが多いともう一方の話題の記事を入れようとかしてたんですが、そうこうしてるうちに哲学関連の記事で投稿していないのが20個くらいに貯まっちゃってました。よく考えるとこの2つの話題が同じ…
・修養をすることの本来の意義は、自分自身に対して厳しく律することで、他人や社会のためになることをするということだと思います。そういう意味で修養を一概に否定することはできません。部活動や稼業の中で精神を鍛えられるという経験をした人も多いので…
前回の記事の補足として書きます。・自己主張というのはソースを明らかにした情報開示だということでしたが、ここから市場経済システムと似たメリットが生まれます。市場経済というのは人がそれぞれ何を好むかという順序を、お金から判断して集計していき、…
・アメリカは自己主張をしなければ生きていけない社会だという話を聞くことがあります。もっと平たく言うとアメリカは対立が多くてギスギスした国だと言いたいんじゃないかと思います。しかしここで思うのは、アメリカでは自己主張しなければいけない、ある…
・雷を見たとき、あれはなに?どうして光っているの?と子供に尋ねられることがあるかもしれません。現代ならば雷は雲から発生した電気だと説明するかもしれませんが、昔はそんな知識はなかったでしょう。そんなとき、説明として一般的な法則から雷という事…
・議論において根拠を求めたり、根拠を元に話すということは重要なことだと言われています。しかし根拠は常に必要な訳ではないし、時には根拠を求めることが議論を壊す結果にもなります。たとえば何かを主張する相手にしつこく「その根拠は?」と尋ねること…
センの正義論―効用と権利の間で(2003/06)若松 良樹商品詳細を見る・『センの正議論』は良い本だと思いました。私たちはいかに正義や善を決めればいいのかという問題について、功利主義や権利論など、様々な立場や方法論があります。この本はセンが他の立場に…
(1) 日本で使われている価値的言説の多くは修養や儒教から派生した物が多いようです。今回はその中でも『甘え』の意味と運用上の条件を決め、どのような状況で使うことができて、どのような状況では不適切なのかを考えていきたい思います。『甘え』という言…
物理数学の直観的方法 〈普及版〉 (ブルーバックス)(2011/09/21)長沼 伸一郎商品詳細を見る・この本は文句なしに名著だと思います。本書はタイトルの通り、大学の物理学で使う数学の中心的な概念を、図やグラフ、比喩によって平易に解説したものですが、単に…
(1) 「すべてのカラスは黒い」という命題を立証するためには、すべてのカラスを調べ上げて確かめるか、遺伝子や数学モデルなどから、論理的にカラスは黒くならざるを得ないことを示す必要があります。一方「すべてのカラスが黒い」を否定するための最低条件…
・哲学や真理について考える人がまず初めにぶち当たるのが懐疑主義だと思います。ここでは人間の真理を認識できるかどうかについての懐疑主義を対象とします。懐疑主義にはいくつかのバリエーションがあり得ますが、ここでは弱い懐疑主義と強い懐疑主義に分…
・議論ではよく、「悪魔の証明は不当である」という批判を聞きます。『悪魔の証明』とは、「ある事実が存在しないということが証明されないならば、その事実はあったといえる」という形の推論です。最近の有名な例として、ブッシュ大統領がイラクに大量破壊…
哲学の道具箱(2007/02/22)ジュリアン・バッジーニ、ピーター・フォスル 他商品詳細を見る「哲学を学んで何の意味があるのか」哲学について考えたり、哲学的な何かを他人に伝えるときに、よく聞く疑問です。哲学者や哲学が好きな人は2種類に分けられると思い…
ソウルフルな経済学―格闘する最新経済学が1冊でわかる(2008/12/05)ダイアン・コイル商品詳細を見る・2007年のサブプライムローン問題からリーマンショックまで、それが起こることをまったく予期していなかった経済学と経済学者には毀誉褒貶が向けられた。今…
・日本人は無宗教であると言われます。それに対して、欧米やインド、イスラム教国など多くの国の人は宗教を信じています。宗教はどういうときに害悪となるのか。それは、単なるレトリックであったものを事実に関する問題として使ってしまう場合です。誰かが…
[要約:マイケルサンデルの授業はロールズの正義論をはじめから前提としている。メタ倫理的議論を意図的に回避することで初めて、事実からの倫理的原則を考え、互いに議論してひとつの結論に近づくというということが可能となる。したがってサンデルの授業は…
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